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Wacom MovinkPad 11 と MovinkPad Pro 14 を比較

著者: ペケ最終更新: 2026/09/25

MovinkPad 11(参考価格87,780円)とMovinkPad Pro 14(参考価格193,380円)を比較。2026年9月25日改定後の差額105,600円を踏まえ、画面・処理性能・用途の違いを整理します。

Wacom の MovinkPad は、PCなしで単体で描けるスタンドアロン型の液タブです。いま選べるのは11.6型の MovinkPad 11(参考価格 87,780円)と、14型の MovinkPad Pro 14(参考価格 193,380円)の2モデルで、参考価格の差は105,600円です。

※通常版2機種の参考価格は、ワコムの価格改定発表に基づく2026年9月25日改定後の税込価格です。販売店の実売価格とは異なる場合があります。

ペンはどちらも Pro Pen 3(8,192段階)で、描いたときの感触そのものは変わりません。ただ、この2台は中身がAndroidタブレットなので、違いは画面だけにとどまりません。タブレットとしての処理性能にも、はっきり差がついています。ここが見落とされがちな、価格差の大きな部分です。

機種参考価格画面SoC・RAMストレージ重量
MovinkPad 1187,780円11.6型 IPS・90Hz(sRGB)Helio G99・8GB128GB588g
MovinkPad Pro 14193,380円14.0型 OLED・120Hz(DCI-P3 100%)Snapdragon 8s Gen 3・12GB256GB+microSD665g

※スタンドアロン(Android)・フルラミネート・USB-C接続・Pro Pen 3(8,192段階)は両機共通。


Androidタブレットとしての中身が違う

スタンドアロン機は、PCの代わりにタブレット本体が描画を処理します。だから「タブレットの中身」が、そのまま使い心地に響きます。

MovinkPad 11 のSoCは MediaTek Helio G99、RAMは8GBです。これは普及帯のチップで、art系レビューでも「描画アプリを動かすには十分だが、特別パワフルではない」という評価でした[1]。スケッチや軽めの作業ならほぼ引っかからずに動きますが、大きなキャンバスや密度の高いブラシ、レイヤーを多用する制作になると、性能の頭打ちを感じる場面が出てきます。

Pro 14 は Snapdragon 8s Gen 3 に12GB RAM、ストレージも256GB+microSD拡張に対応します。こちらはフラッグシップ寄りの構成で、レビューでは「大きなキャンバスも密度の高いブラシもマルチタスクも、つまずきなく滑らかに動く」と評されています[2][3]。同じスタンドアロンでも、本格的な制作に向けた余力がまるで違います。


画面はIPSとOLEDで世代が分かれる

画面もはっきり世代が分かれます。MovinkPad 11 は11.6型のIPSで90Hz、色域はsRGB。普段使いには問題ない、標準的なパネルです。Pro 14 は14型のOLEDで120Hz、DCI-P3を100%カバー。黒の締まり・発色・表示の滑らかさのどれもひとクラス上で、「紙のような描き心地」と評価する声もあります[2]。


どちらが向くか

MovinkPad 11 は、スタンドアロンのWacomを手頃に、軽く持ちたい人に向きます。588gと軽く、ラフやスケッチ、外での作業には過不足なし。性能も画面も入門〜普及クラスと割り切れるなら、参考価格87,780円で単体機を検討する選択肢になります。

MovinkPad 11
MovinkPad 11
Wacom / タブレット
発売: 2025-07-31
参考価格 ¥87,780
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MovinkPad Pro 14 は、性能と画面の両方に投資する選択です。フラッグシップ級のSoCとOLEDの組み合わせで、大きなキャンバスや色を詰める制作にも余裕をもって応えます。レビューでは描画体験で iPad Pro を上回るという評価もあり[2]、差額105,600円に対して、画面と処理性能の違いが自分の制作に必要かを考えて選びたいところです。

MovinkPad Pro 14
MovinkPad Pro 14
Wacom / タブレット
発売: 2025-10-31
参考価格 ¥193,380
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名前の似た2機種に注意

名前が似ていて取り違えやすいモデルが2つあるので、切り分けておきます。

MovinkPad Pro 14 EVA Edition(参考価格 181,280円) は、Pro 14の中身そのままに、エヴァンゲリオン仕様の外装と付属品一式を加えたモデルです。描画性能は標準のPro 14と完全に同じ。今回の通常版の価格改定には限定版を含めていないため、ここに掲載するEVA版の参考価格は据え置きです。改定後の通常版に対する上乗せ価格とは扱わず、販売店の在庫・価格・同梱品を確認してください。

Movink 13 は、名前は近いものの別物です。こちらは単体では動かず、PCに繋いで使う薄型OLEDの液タブ。「PCなしで描けるMovinkPad」とは用途がまったく違うので、買うときに取り違えないよう注意してください。

そもそもスタンドアロン機が自分に合うのか、PC接続型やiPadとどう違うのかから整理したい方は、液タブ選びで失敗しないための6つのポイントもあわせてどうぞ。


出典一覧

  1. Parka Blogs「Review: Wacom MovinkPad 11 with Pro Pen 3」https://www.parkablogs.com/content/wacom-movink-pad-11-review (取得日:2026-06-18)
  2. Creative Bloq「Wacom MovinkPad Pro 14 review: OLED, Pro Pen and a new benchmark for artists」https://www.creativebloq.com/art/digital-art/wacom-movinkpad-pro-14-proves-android-is-finally-ready-for-serious-digital-art (取得日:2026-06-18)
  3. Parka Blogs「Review: Wacom MovinkPad Pro 14」https://www.parkablogs.com/content/wacom-movinkpad-pro-14-review (取得日:2026-06-18)